MASTERしたっぱに殴られる



仕事を終えて、自分の部署に戻ろうとエレベーター前に居たMASTERさんに、違う部署から出てきたオッサンが

「そこのお前!ちょっと来い!」

と。

オッサンの態度に心外でしたが、MASTERは暇だから歩いて行きました。

「社内でそんな眠たそうな顔で歩いてんじゃねぇ!なんだその長袖は!制服忘れたのか!なんで名札もしてねぇんだ!着替えてこい!」

MASTERさんは社内ではそこそこ偉いので、他の部署の部長クラスの人達とはよく会います。しかし、このオッサンは見たことない。MASTERさんは明らかに自分より下の人間に怒られたのが面白くなってしまいました。

「てか誰だよお前。お前他の部署の人間に説教出来るくらい偉いのか?」

ヘラヘラ笑いながら言ったところ、オッサンはキレてMASTERさんの頭に持っていたファイルを叩きつけました。

痛かったです。

目に当たりましたよ。

MASTERさんはまさか殴られるとは思っていませんでした。びっくりして子供なら泣いてしまうところです。

でもMASTERさんは大人なので、もちろんキレました。

うちの会社は社内では皆同じ制服を着ています。そして、うちの部署以外はほぼ年功序列です。オッサンはMASTERさんのことをどっかのペーペーだと思ったのでしょう。
ペーペーは間違いないが、お前よりは偉い。

MASTERさんはオッサンズヘッドをむんずと掴んで、オッサンが出てきた部署のドアを開けて、中にオッサンを突き飛ばしました。

「○○部長いますか〜?」

静まりかえったオフィスの奥からそこの部長が駆け寄って来ました。

「コイツに殴られたんだけど、何?ここの部署ってそういのやらせんすか部長?」

すると、オッサンは言いました。
「いや、部長は関係ない!」

「関係なくねーよ。部下の責任は上司がとんだよ。お前自分で責任とれねぇ事してんなよ。」

MASTERさんはこの辺から飽きてきました。手には抜けてしまったオッサンの髪の毛がごっそりあります。思った以上に抜けました。大漁。

もう面倒臭くなったMASTERさんは、

「うちの会社で名札しなくていい部署の事、ちゃんと教えといて下さいよ部長。」

と言って自分の部署へ戻りました。

MASTERさんは大層病弱なので、一連のやりとりで血圧があがってしまい自分の部屋で横になりながらmixiをやりはじめました。

するとMASTERさんとこの部長が紙を持ってきました。始末書です。
とりあえず書けと言われてMASTERさんは書くことにしました。

しかし、何を書けばいいかわかりません。ていうか何で俺が始末書なんだろうとMASTERさんは不思議に思いました。

MASTERさんはよくわからないのでまたmixiで遊び始めました。
しばらくすると相手さんと相手さんとこの部長とうちの部長がやってきました。

相手さんは大層しょげてしまっていましたが、MASTERさんは殴られた事を今でも根に持ってます。痛かったもんな。
しかし、大人なのとうちの部長の圧力により、MASTERさんは水に流しました。和解です。

手出したら駄目だよなぁ。
追記

おっさんは後日地方へと出向して行きました。まぁ違う部署の自分より偉い人殴っちゃったからなぁ。MASTERさんは結局御咎めゼロでした。

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