ししどえりか


年明け、立派なジャパニーズサラリーメンの俺は上司に年始の挨拶をした。

もちろん家まで行くのなんかめんどくさいから電話で。

「おう、どうした?」

俺が年始の挨拶するのはそんなに意外ですか?

「いや、いつもお世話になってるから年始の挨拶ぐらいしてやろうかと思って。」

「お、そっかそっか。明けましておめでとう。」

「うん、おめでとう。今年も宜しくな。」

「はい、宜しくお願いしますっておい!立場逆になってねぇか?」

「ごちゃごちゃうるせぇなぁ。今親戚で集まっちゃったりしてんすか?」

「あぁ、まぁそんな感じだよ。」

「イッチョマエに。」

「うるせぇよ!ほっとけよ(笑)」

「じゃあ今その場で、お○んこぐちゅぐちゅって言ってみてください。」

「お、お前アホだろ!言えるワケねーだろ!」

「チキン野郎が。まぁいいや。えっと、今年は7日からでしたっけ出勤?」

「あぁ、そうだな」

「じゃあ7日からまた頑張って仕事するんだぞ。」

「はい。いや、やっぱお前おかし」

プチッ。

新年の挨拶終了。

隣で電話を聞いていたハニーが、

「ねぇ、今の人が上司なの?」
と。

そうですが何か?



まぁそんなお茶目な部長がまた頭悪いこと言い出した。

「なぁ、沢口エリカって可愛いよな。」

「は?誰すかそれ。」

「沢口エリカだよ。お前知らねぇの?」

「沢口エリカすか。知らねぇす。」

「お前さぁ、バイクばっかいじってねーでたまにはテレビ見ろよ!」

「はぁ、すいません。」

「本当に知らねぇの?」

「何のCMでてます?」

「何のって、なんでも出てるよ。ペプシとか、ポッキーとか。」

「沢口エリカが?」

「絶対顔見たらわかるって。」

「部長ってほんとアレですよねぇ。」

「何がだよ。」

「沢口エリカじゃなくて、沢尻エリカですよ。」

「えっ。」

「バーカ。ハーゲ。」

「いや、てかお前ハゲ関係ねぇだろ。」




楽しい職場だなぁ。辞めたい。

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