性風俗店で働いてみた。




バーをやりつつ、結構自由に暮らしてた時、後輩が楽しげな話を持ってきた。

「MASTER、自分今働いてるとこ超楽なんですけど、今人探してるんで一緒にやりませんか?」

後輩の話だと、最初と最後に掃除をして、適当に受付やって後は漫画読んでるだけの仕事なんだそうだ。

それは楽ちんそうだな。是非行ってみよう。

肝心の何屋さんかというのを聞き忘れたが、大して身構えることなくそこの店に向かった。それが今後の人生を大きく左右する事になるとは全く思わずに。



俺が辿り着いた店は、今では殆んどなくなった個室ヘルスという性風俗店だった。完全に想定外。お前新婚の俺にこんな仕事紹介するか普通(笑)


〜個室ヘルスとは〜

店内に壁で区切られた個室があり、その中で本番(まぁセックス)以外の事を女の子にして貰い、すっきりして帰りましょうというお店だ。

こういう店の発展に伴い、疑似本番という技が発達した。一般的に素股(スマタ SUMATA)と呼ばれる技だ。

女の子が股にローションを塗り、太ももの内側で男性器を挟んでしごき、女性器に挿入する事なく同等の快感を得られるスペシャルな技だ。ただし女性側は疲れるだけ。素股職人になってくると二の腕が引き締まりいい感じに筋肉がついてくる(笑)

女の子によっては、スマタを極めるあまり、男性側の快感が挿入するよりスマタの方が気持ちいい子がいたりする。女の子側としたらそんな事言われてもちっとも嬉しくない。

個室である為、中には指名やチップが欲しい為に本番行為をしてしまう子も多い。本数(相手をする客の数、一人が一本)が多くなるとスマタより本番の方が体的には楽なんだそうだ。一本大体6000円以上が女の子の手取りなんだが、「じゃあと一万で本番やってもいいよ。」と。
店側としてはそれが明るみになると警察に目をつけられちまうから表向きには禁止行為なんだが、売上が飛躍的に伸びるため殆んど暗黙の了解な感じになっている店が多い。

今はネットによる書き込みが多いから本番なんかやっちゃった日にゃあ一躍スターになるのだが、当時はまだネットはあまり一般客には普及してなかった。だから常連になる客は、この子は自分とだけ本番をしてくれるんだ、と勝手に思いこむ輩も少なくなかった。だから通う人は毎日来る。従って当然トラブルも多い。

で話を戻すが、そこのオーナーと面接をした。てっきりヤクザ屋さんのいかついおっさんかと思いきや、出てきたオーナーは26歳という小泉今日子似のすげぇ美人だった。かなり面喰らった。

面接は、いつから出られるか、給料はこれぐらいあげますよ、みたいな就職説明だった。もう俺が入る事前提にポンポン話が進んでいる。やりませんとは言えない空気だった。

そこから、俺の風俗店人生がスタートした。

ちなみにあとでわかったんだが、女オーナはかなり年齢サバよんでた(笑)でも26にしか見えなかった。金かけると若さって手にはいるんだな。




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