復活
〜性風俗店を作ってみた〜




少しずつ少しずつ筋トレをして、ようやく短い距離なら杖なしで歩けるようになった頃、お見舞いに来たオーナーが言った。

「ピンサロ出そうと思うのよ。」

〜ピンサロとは〜

2000円から8000円位の値段で遊べる大人のお店。ワンドリンクがつくところが多い。暗い店内で女の子とソファーに座り、女の子がキスしてくれたり、ティムティムをチュッパチャプスしてくれたりする。花びら大回転という制度があり、大体二人の女の子と遊べる。花びら三回転だと三人の女の子と遊べる。指名をすると、指名した子と時間内はじっくり遊べる。
因みに性病の宝庫。衛生管理など無いに等しい。




今やってるヘルスは、日本の法律上では完全に違法。警察のガサが入った時点で営業できなくなる。

今までは二店舗体制でやってたからヘルスがアウトになってもまだ食い繋ぐ事ができた。しかし今は違法ヘルス一本。ガサ入った時点で食いっぱぐれる。かなりハイリスクな状態だ。
確かに早い内に合法の(まぁ詳しく突き詰めていけば完全合法ではないのだが)店をもう一店舗出さないとやばい。そして今の従業員の状態から、今の店よりそう遠くない場所に、似たような職種の店を出そうと。

で、徐々に体力が回復してきた俺が開店準備をすることになった。何もやることがなかった俺は正直嬉しかった。

簡単に店を出すと言っても大変だ。飲食店として出す為、保健所や警察や消防の許可が必要。そしてその職種をやらせてもらえる物件を探すのがまた一苦労なのだ。

そんな中、体調は万全とはいかなかったが俺は退院した。病院ではやれることが限られているし、あとは薬飲んで安静にするだけだと言われていたから、ならもう病院にいる必要はないなと。

退院してからは毎日新しい店の準備に追われた。結構忙しかった。

幼なじみに任せていた店は、幼なじみの素晴らしい経営手腕により大変な事になっていた。まさしく不人気店。女の子はかなり入れ換わってて、しかもレベルががた落ちだった。生命線のこの店のこの状態は非常に不味い。すぐに立て直しをはかった。

その頃、昔店に居て店の女の子と出来ちゃって居なくなった男子従業員が戻ってきた。その女の子を連れて(笑)
新しい女の子も何人か入り、店は売上も戻ってきた。

そして、ようやく新店舗が完成。今までにない形の店ができた。
待合室にカウンターバー。バーテンと話しながら自分の順番を待つ。その間のドリンクは無料。
周り近所には同業が三店舗もあったが、ババアだらけだった。そこに、デブ、ブス、ババアは居ませんとでかでかと広告を打った。値段は周りの店の三倍。
最初こそ寂しい発進だったが、リピート率は素晴らしかった。
ネットと口コミで徐々に評判は広がっていった。

男子従業員がまた足らなくなり、これまた昔辞めた従業員を一人戻してまた多忙な日々が始まった。


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