病気とお金


病気や事故なんてもんはね、いつ誰がなったって不思議じゃないんですよ。今まで元気であろうが、今まで一回も事故起こしてなかろうがなるときはなるしね。

俺も病気なんか縁がねーぜ。
ちゃらへっちゃらだぜ。
保険なんかいらないぜ!
とかのたまってた時期にいきなり膠原病ってのを発病しましてね。

これがまたよくわからん病気で、初診で現代医学では治せない病気ですとか言われました。

先にも書いた通り、保険なんかいらねって考えだったから入院したら金銭的に大変なのは目に見えてるんですよ。
でも先生は入院しないと半年保たないって言うんですよ。
そんなん言われたらビビるじゃないですか。

で、当時俺はマツダのRX-8を予約してたんですが、それを取り消して当座の入院と治療費に充てました。

最初に入院した病院には3日居まして、個室でナースは美人で二日目はカレーっていう天国でしたが、たった3日で七万円。高い。

その時俺は22歳。
昼はエクステ屋の社長、夜は風俗店の代表取締役で、趣味でバーテンもやってて、まぁイケイケな昇り調子だったんですが、病気で手が開かなくなって、泣く泣くバーとエクステ屋は閉めました。
風俗店はオーナーと従業員に任せて治療に専念。
それまでの努力は無どころかマイナスに。

3ヶ月も入院したらもう金もなくなり、さぁいよいよやばいぞって事になってきたんですよ。

そしたらね、なんと当時の嫁は県民共済っていう安い保険に発病前に入っていてくれたんですよ。

しかもね、うちの九州にいる両親も16歳で一人で上京した俺に、すんげーいい保険を2つもいれてくれてましてね。

もう感謝感激でした。

でも保険がおりるのは退院後。ピンチはかわらん訳ですよ。

で困ってると、年金暮らしの婆ちゃんが助けてくれました。

そしてその次の日にようやく俺の病気が特定疾患(国が難病と認める病気)の膠原病の多発性筋炎及び皮膚筋炎、特発性間質性肺炎と認められましてね。その日からは一切医療費がかからなくなりました。

特定疾患ってのは、国がこりゃ今の医学じゃ治せねーからあんたの病気の経過を今後の研究に使わせてよ。
そんかわし医療費ただにしてやるよっていう病気でして、まぁそれ貰ったら確実に治療法ができるまでは医療費はただ。

細かい制限は色々あるけど、基本的にはただ。
それまで半月で20万とかかかってた入院費や検査費がいきなりただ。
なんて極端なんだ。

でも俺の場合はたまたま特定疾患だったからただになったわけで、これが普通の病気で、しかも治りにくい病気だったらマジで洒落にならない感じだったと思いますよ。特に癌なんてむちゃくちゃ金かかりますからね。

だから皆さん、保険に入りましょう。

って別にそんな事が言いたかった訳じゃないんですよ。

今日社会保険庁からハガキきました。この半年でお前にはこんだけ医療費かかってんだぜって内容のハガキなんですが、一回の診察代が一万ちょい、その診察時に貰う薬代が5万ちょい。月一の病院て六万かかる。

俺、特定疾患で本当に良かった…。

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